最近、家電量販店から派遣されているエアコン取り付け業者や、引越し屋さんから来るエアコン取り付け業者に悪質な業者が多い気がします。
もちろん、ちゃんとしている業者はきちんと手順を踏んでいます。
ここで、いくつかエアコン取り付け業者を見極める方法を紹介いたします。
（ここで言うエアコンには窓用エアコンとコンビニクーラーなどは含まれません）
まず大切なのは取り付けに最低限必要な道具、資格を持っているかです。
以下に必要な道具そして資格を書きます。
道具
真空ポンプ
マニーホールド（メーターつきホース）
フロンガス回収機および回収ボンベ（これはエアコンを廃棄するときに必要です）
トルクレンチ（適正締め付け強度がわかります）
水平器
資格
電気工事士（第一種あるいは第二種）
・真空ポンプはパイプ配管後に室内機とパイプの中に残っている空気を取り除くのに必要です。これを使わないと、R410Aというガスを使っている場合には、だいたいが３年程度で室外コンプレッサーが故障します。（従来５年程度前までは室外機のフロンガスを使い、パイプと室内機の空気を押し出していましたが、法律の改正で現在では禁止されています）
・マニーホールドは真空到達度を視覚的に確認するために使います。別名、チャージングホースとも言います。
・フロンガス回収機とボンベは現在、フロン破壊法という法律施行にあたり、エアコンや冷蔵庫の廃棄に際してガスの回収、そして破壊が義務付けられています。
・トルクレンチは長年の経験があれば、強度ミスはまずないですが、重いものを持った直後などには感が狂いますので本当に正しい業者は使います。
・水平器は室内機を水平につけるのに必要です。糸を使う方法も同様です。室内機を水平につけないと排水に問題が起こることがあります。室内から水漏れがあった場合、室内機が水平についていないか、パイプの配管経路に問題があります。
・電気工事士はエアコンの室内機と室外機を接続すケーブルを接続するのに必要です。もちろん、マニュアルにも記載されています。
以上、いろいろ書いてみましたが、簡単に、「真空ポンプ使ってます？３年程度で故障したら保障してくれますか？」と聞くだけでトラブルに巻き込まれる心配はなくなりますよ。
メーカーにもよりますが、取り付けミスで室外機コンプレッサー故障した場合、実費を請求されることがほとんどです。（保証書には５年、とありますが、取り付け不備ですので・・・）
修理代もエアコン本体並みにかかります。（溶接、ガス回収、再補充など大変な作業が目白押しですので）
業者選定には十分配慮しましょう！！
はじめまして。
東京在住者ですが、エアコンの取り付け困って検索していたら、こちらの日記に辿り着きました。
昨日大手量販店で買ったエアコンの設置業者が来ました。
（2.2kタイプです）
室外機の設置場所を見たら、3階の庇（幅32cm）の上で危険な場所なのでお店で禁止されていると言う理由で設置を断られました。
ただし前の住人もここに設置していましたし、購入時には設置場所を説明していたので困りました。
お店としては全額返済でキャンセルを受け付けると言っていますが、こちらとしては取り付け専門の業者を捜して設置したいと思っています。
業者選びが大切だと分かりましたが、なかなか何処が良いのか困っております。
お勧めの業者とかございませんか？
残念ながら取付のみをしている業者でよいところは知りません。
もし、商品も買う、ということであれば、地域の電気屋さんを紹介できるのですが・・・。
商品は量販店と違い高めです。
私の勤務先でも本体取付併せて８万円ほど。もちろん国内有名メーカーで心臓部（コンプレッサ）は５年保証です。
取付場所も屋根の上でもどこでもエアコンの室外機が乗せられる大きさ分あればどこにでも取付しています。
断る業者は技術の心配もありますので・・・。（取付をたくさんしている業者ですと、特殊な場所でも追加料金だけでどこにでも設置できる技術を持っています）
ただ、真空ポンプをちゃんと使うか、そこは絶対にはずせないポイントです。
（現在では真空ポンプを使わないでガスを使ってパージする行為は法律違反です）