›April 30, 2006

容疑者Xの献身 読了。

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容疑者Xの献身
容疑者Xの献身

しつこく付きまとう元夫をはずみで絞め殺してしまった靖子と娘美里。犯行直後に訪ねてきた隣人、数学教師の石神は「二人の力になる」と言い犯行を隠蔽してしまう。
石神の思惑通り事は運ぶかに見えたが刑事、草薙が友人の物理学者湯川に事件を持ち込んだ時から緻密に積み上げられた数学パズルは崩壊をはじめたかに見えた…

134回直木賞受賞。その他ミステリー関係の賞も複数受賞。
かなり読み応えのある本でした。特にラストスパートとも言うべき257ページから最後までの急展開はホントに読み終わったあとに手や脇に変な汗かいてたくらいドキドキしました。作者、東野圭吾さんにもう脱帽です。
でも、帯に書かれている「命がけの純愛が生んだ犯罪」という文句にはちょっと?でした。
どうしても歪んだ愛情に思えてしまって…。(歪んでも一途、すべてを投げ打てるなら純愛なのか?)
結末には満足しています。私としては後味のそんなに悪くない終わり方でした。
物理学者探偵湯川さんはシリーズ化されているようで、そっちのほうもちょっと読んでみたいです。

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