榎さんにごはんを食べさせたい方、挙手!
感想は追記で。
白樺湖畔に立つ豪奢な洋館、通称「鳥の城」当主由良「伯爵」の婚礼に探偵として招かれた榎木津と関口。
依頼内容は花嫁を不可解な死の掌から護ること――。
四度の婚礼は花嫁の死という形で終わりを迎えた。五度目に幸せは訪れるのか…?
元華族という家柄に絡みつく因縁。
「貴方にとって生きて居ることと云うのはどのような意味をもつのです」
伯爵から関口へ繰り返される問いの意味は、余りにも哀しい真実だった。
黒衣の憑き物落とし、京極堂が語る「陰摩羅鬼の瑕」。
今回鳥口君やあっちゃん、マチコさん達は残念ながら出番無し。木場さんもちょこちょこ出るだけです。
おかげ(?)で榎さんの傍若無人振りが拝めてファンとしては満足(笑
ストーリーは京極堂シリーズの中では一番分かりやすいものだったと思います。
そしてラストも哀しいながらも登場人物それぞれにきちんとケリがついていてちょっとほっとしました。
文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)を読み終えてこの本を読もうとされている方はまず文庫版 百器徒然袋―雨 、文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉の読了をおすすめします。
……一時的とはいえ視力を失った榎さんに色々とお世話をしてあげたいハァハァと悶える私はきっとダメだと思います(笑
さて、読み飛ばし部分を熟読すべく二回目読むか…(京極堂の妖怪蘊蓄部分すっ飛ばしちゃった(笑)
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