読んだ本。

豆腐小僧双六道中ふりだし
江戸時代に草紙絵から流行した妖怪「豆腐小僧」を主人公に据え、彼？とそのほかの妖怪や人たちが繰り広げる珍道中もの。
妖怪や幽霊の定義が面白い。妖怪の歴史や色んな関係も書かれていてサラッと読めます。
軽快な京極さんの語り口もまた良し！続刊がありそうな終わり方だったので期待。

月のすべてがわかるDVD&Book 月への招待状(DVD付)
これは旦那さんの趣味。綺麗な写真とコラムで構成され、DVD付きが何とも嬉しい。
基本的なことから月にまつわる俗説、セレーネプロジェクト等天文音痴の私でも楽しめる内容となっております。

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)
友人、喜多助教授の誘いで低温度実験室の見学にやってきた犀川助教授と学生西之園萌絵。
実験も終わり、和やかムードのコンパ最中、密室状態の部屋で二人の院生が殺されて…！？
これもシリーズものみたいですｗ10年くらい前に書かれた本なので、ポケベルが全盛だったりヒロインのファッションがなかなか懐かしいものだったりします。
実験系は言わずもがな、UNIXのプログラムなんて殆ど知らないので、旦那さんに聞きながらよみましたｗ旦那さん曰く「これくらいの時代のパソコン、凄かったんだよ…メモリーやHDDが今の…」と懐かしそうに語ってました。
ちなみに漫画も出てます。

ミステリとしては面白かったんですが犀川教授も（メガネマンだけど）萌絵ちゃんもイマイチ私好みじゃないせいかあんまり内容の残らない本でした。
犯行理由が勘違いなんじゃなかったら、描写されている被害者、服部珠子像を修正せざるを得ないんですが…これはやっぱり犯人の思いこみなのかな？
うーむ。