内容としては……
探偵 大活躍
理屈はなし。面白い。
漫画の様な痛快さ
「そうだ!僕だ。お待ちかねの榎木津礼二郎だこの馬鹿者!」
京極堂シリーズ読者ならご存じの眉目秀麗支離滅裂探偵、榎木津礼二郎を主人公に据えた短編集。
本編でも脇役ながらその言動で一部の人々を捉えて放さない榎さんが主人公だなんて、面白そうだけど事件に収集つくのか?と心配していましたが杞憂のようでした。
下僕達や京極堂まで駆り出して、乱闘爆裂大立ち回り!正に痛快です!
時系列的には文庫版 塗仏の宴―宴の始末の少し後位。心配していた関口君のその後も分かって一安心。
何より今回私としてツボったのは、榎さんが赤子好きだと言うこと!
タイトルにも使用しましたが「可愛いじゃないか。おお愛い(めごい)。天骨の匂いを嗅いであげよう」のシーンでは思わず「う、うちの健太も嗅いで!嗅いで!」と興奮してしまいましたw
ちなみに天骨って大仙門(赤ちゃんのおでこのぺこぺこしてるところ)だと思ってたんですが違うようです。wikiによると>てんこ盛りの「てんこ」は元々漢字で「天骨(てんこつ)」と書く言葉が略されたもので、山頂や空の上の方を意味する方言として北陸から関西、中国、四国地方に見られる。
ということで頭頂部の事だと思われます。「めごい」も東北の方言みたいですハァハァ
さあ思うさま嗅いでください!!!!!!!!!!!!!!!
なんとこの作品、ラジオドラマにもなっていたようです。ポッドキャストしてないのかしらと探してみると
11月にドラマCD化!
高いけど気になってます…予約は終了してますがTT
読んでみて、阿部寛さんの榎さんも良いけど、私としては若かりし日の美輪明宏さんか
”愛”を歌う
これまた若かりし日の吉井和哉さんが
イメージだなあと思いましたとさw
ひやしあめ・あめゆ
おすすめ度 :
あまぁーい
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