ビッグボーナスとはこの小説ではパチスロの大当たりの事。一度当たると約三五〇枚のコイン（等価交換で7000円位）を手に入れる事ができる。
主人公、東はそんなビッグボーナスを引き当てる事ができる、という情報を売る「トリプルセブン」という小さな会社でパチスロジャンキーをカモりながら働いている。当然情報はガセだ。
サドっ気のある美女を恋人に、荒稼ぎした金で良い生活を送っていた彼に突然災難が降りかかる。ライバル会社の情報(珍しくガセでないモノだった）を転売した事をきっかけにヤクザが絡んできて…
第二回「このミステリーがすごい！」大賞受賞との事だったんで勢い込んで呼んだんですが、イマイチでした。
前半部分の軽いノリでおバカな裏社会を描いている部分は良かったんですが、そのノリで後半のドロドログチャグチャヴァイオレエエエンス！な部分への突入がキツくて。（カンパネルラのエピソードははっきり言って要らないと思う。動物好きな私にはかなりダメージが大きかった）
ラストも納得いきがたいです。。読後感あまり良くなく、しばらくブルーになる一冊でした…
（あくまでも私の感想です。この本を面白く読んだ方ごめんなさい）
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